July 23, 2023
July 08, 2023
ケネス・マクミラン版『ロミオとジュリエット』は、最も人気のある全幕バレエの一つとして、世界各国のバレエ団のレパートリーに加わっているが、本家ロイヤル・バレエ団による上演は特別だ。今回の来日公演では東京だけで7ステージ、主演は全て異なる7組のキャストで上演された。ダンサーにある程度の解釈の自由が許されているため、出演者によって印象が大きく変わる作品である。初日はサラ・ラムとスティーヴン・マックレーがタイトルロールを務めた。続きを読む
June 30, 2023
《THE DANCE TIMES》選出月間ベストダンサーは、ダンス・タイムズ編集部で協議して決めています。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーをダブって選ぶことはしないというルールに則っています。
June 28, 2023
4年ぶりの来日となるロイヤル・バレエ団の舞台は、今年5月のチャールズ国王即位を連想するタイトルのガラ公演で幕が開いた。カンパニーのスターダンサーたちが土日3ステージに交代で出演し、どの回を観るか悩んだバレエファンも多かったに違いない。ホール入り口には大入りの札が下がり、トップ・カンパニーの来日公演ならではの高揚感と華やかな雰囲気が劇場全体に満ちていた。続きを読む
June 11, 2023
カナダ人の振付家、クリスタル・パイト率いるKidd Pivotの『リヴァイザー/検察官』が上演された。パイトは現在最も注目されている振付家の一人だが、日本で上演される作品はこれが2作目とのことである。当初2022年に予定されていた公演だがコロナ禍で延期となり、上演が心待ちにされていた。ちなみに日本で上演されたことのあるもう一作は、2019年にネザーランド・ダンス・シアター(NDT)が披露した『The Statement』である。こちらも本作と同様に、劇作家のジョナサン・ヤングと共同で創作されており、事前に録音された英語の朗読と動きをシンクロさせた作品という点も共通である。続きを読む