January 13, 2026
《THE DANCE TIMES》選出月間ベストダンサーは、ダンス・タイムズ編集部で協議して決めています。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーを重複して選ぶことはしないというルールに則っています。
December 04, 2025
11月18日から1週間にわたって上演された『ドン・キホーテ』は、全7公演に5人のキトリとバジルが登場する豪華な企画で、公演概要が発表された当初から話題となった。バジル役にゲストが一人加わるとはいえ、男女とも卓越した技術力が要求される古典の大作を、一つのバレエ団がこれほど多くのキャストで上演できるのは驚異的だ。わけても21日と24日のキトリは、ベテラン伝田陽美の全幕初主演ということもあり、ファン待望の公演だった。かくいう筆者も、子供向けバレエの名作『ドン・キホーテの夢』で伝田のキトリに魅了された一人で、21日の夜は大きな期待を胸に上野に向かった。続きを読む
December 01, 2025
《THE DANCE TIMES》選出月間ベストダンサーは、ダンス・タイムズ編集部で協議して決めています。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーを重複して選ぶことはしないというルールに則っています。
November 30, 2025
1832年にパリ・オペラ座で初演され、1972年にピエール・ラコットが復刻した『ラ・シルフィード』は、1984年に東京バレエ団が国内で初演した。団長の斎藤友佳理は1989年の公演で主役に抜擢されて以来、当たり役として再演を重ねた。斎藤はラコットから信頼を寄せられたリハーサル指導者でもある。東京バレエ団は国内外を通じて、本作の上演に最も適した環境が整っているカンパニーの一つだろう。前回2020年の上演時は、ロマンティック・バレエのスタイルを体現した沖香菜子の名演技に胸を打たれた。その舞台でエフィを踊った秋山瑛が、初役でタイトルロールを踊った3日の舞台を観賞した。続きを読む
新国立劇場は開場の翌年から2020年頃まで、例外はあるものの、年末は『くるみ割り人形』と『シンデレラ』を交互に上演していた。『くるみ割り人形』はこの期間に三度プロダクションが代わっているが(今シーズン上演されるウィル・タケットは通算四作目だ)『シンデレラ』は一貫してアシュトン版を上演している。池田理沙子は2016年に新国立劇場に入団し、同年末に本作で主演デビューした。臆することなく生き生きとタイトルロールを踊る姿が心に残る。チャーミングな持ち味は役にぴったりであったが、今回はさらに磨きがかかった仕上がりであった。続きを読む