August 21, 2023
多くの劇場がオフシーズンの夏場は、所属カンパニーの垣根を越えてダンサーが集結する「ガラ公演」が多く開催される季節だが、わけても2015年に始まった横浜バレエフェスティバルは、国内外の日本人トップダンサーと、これからプロの世界に羽ばたいていく若手のホープが同じステージに立つ、特色のある公演としての位置付けを確立した感がある。続きを読む
August 15, 2023
1996年に英国ノーザン・バレエ団で初演されたマイケル・ピンク振付の本作を、NBAバレエ団が初演したのは2014年。この時はタイトルロールに大貫勇輔がゲスト出演し、初日のジョナサン・ハーカーに芸術監督の久保紘一が登場するという、豪華な顔ぶれだった。その後、ロイヤル・バレエ団の平野亮一を迎えて2020年2月に第一幕を上演。続く2021年夏には平野と宝満直也がダブル・キャストで全幕主演を務めた。今回は、再登場の平野に加え、元バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の厚地康雄と、NBAバレエ団の刑部星矢による、3公演3キャストでの上演だった。初日マチネの様子を報告する。続きを読む
July 30, 2023
今年で没後30年のルドルフ・ヌレエフを記念したガラ・コンサートが上演された。1992年までパリ・オペラ座で活躍した元エトワールで、"ヌレエフの子どもたち"と呼ばれるダンサーの一人、フロランス・クレールがアーティスティック・ディレクションを務めた公演である。Aプログラムは3部構成の6演目で、6名のエトワール(オニール八菜、パク・セウン、マチアス・エイマン、ジェルマン・ルーヴェ、ポール・マルク、マルク・モロー)を含む、14名のダンサーが出演した。続きを読む
《THE DANCE TIMES》選出月間ベストダンサーは、ダンス・タイムズ編集部で協議して決めています。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーをダブって選ぶことはしないというルールに則っています。