舞台評
April 11, 2026
March 21, 2026
March 14, 2026
February 11, 2026
January 25, 2026
新国立劇場は開場から2007年までマリインスキー劇場版の『くるみ割り人形』を、2009年から2015年までは劇場新制作の牧阿佐美版を上演していた。牧版は、牧阿佐美バレヱ団がかつて上演していたジャック・カーター版がベースとなっていて、クリスマス・パーティ終了後の給仕たちのやり取りなど、要所要所に懐かしさを感じさせる演出が見られた。一方で、序盤に現代の新宿の風景を挿入したり、二幕の「アラブ」をアラブ文化成立前の古代エジプトに変更したりと、独特のアプローチも追加されていた。この頃まで年末公演は『くるみ割り人形』と『シンデレラ』を交互に上演していたため、牧版の上演は4シーズンにとどまっている。3作目となるウェイン・イーグリング版(2017〜2024年)は、アシュトン、マクミラン、マイヨー、ロビンスといったネオクラシック以降のボキャブラリーのガイドブックのような作品で、毎年上演されていたこともあり、"新国のくるみ"として定着しつつあった。そうした流れの中で今シーズン、新国立劇場では開場以来4作目となるウィル・タケット版『くるみ割り人形』が新制作された。続きを読む
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January 24, 2026
December 04, 2025
November 30, 2025
1832年にパリ・オペラ座で初演され、1972年にピエール・ラコットが復刻した『ラ・シルフィード』は、1984年に東京バレエ団が国内で初演した。団長の斎藤友佳理は1989年の公演で主役に抜擢されて以来、当たり役として再演を重ねた。斎藤はラコットから信頼を寄せられたリハーサル指導者でもある。東京バレエ団は国内外を通じて、本作の上演に最も適した環境が整っているカンパニーの一つだろう。前回2020年の上演時は、ロマンティック・バレエのスタイルを体現した沖香菜子の名演技に胸を打たれた。その舞台でエフィを踊った秋山瑛が、初役でタイトルロールを踊った3日の舞台を観賞した。続きを読む
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