公演情報

November 30, 2022



《THE DANCE TIMES》選出月間ベストダンサーは、ダンス・タイムズ編集部で協議して決めています。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーをダブって選ぶことはしないというルールに則っています。

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October 30, 2022



《THE DANCE TIMES》選出月間ベストダンサーは、ダンス・タイムズ編集部で協議して決めています。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーをダブって選ぶことはしないというルールに則っています。

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October 07, 2022



《THE DANCE TIMES》選出月間ベストダンサーは、ダンス・タイムズ編集部で協議して決めています。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーをダブって選ぶことはしないというルールに則っています。

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August 27, 2022

「THE DANCE TIMES選出:ダンサー月間ベストテン」再開にあたって

「THE DANCE TIMES選出:ダンサー月間ベストテン」は2012年8月に始まり、2020年2月まで毎月発表していましたが、コロナ禍による舞踊公演の中止、激減により中断を余儀なくされました。徐々に舞踊公演が再開される中、本活動の中心を担ってきた山野博大先生が逝去されるなど、ダンス・タイムズ編集部を取り巻く環境も変化しました。しかし、ダンスを愛する編集部の思いは変わらず、この度、2022年7月公演分より再開することにしました。

そのため開始当初の目的や選考方法を振り返り、現状に合わせた変更を行うと同時に、変わらぬ思いを再確認しました。目的は、多様なジャンルで活躍するダンサーに光を当てることで応援し、活動を記録し、日本におけるダンスの活性化を願うものであり、それは今も変わりません。そのため選考ルールは、(1)順位をつけず、公演日順に発表する、(2)日本を拠点に活動するダンサーを対象とし、特に個人にこだわらずに選出する、(3)海外から帰国して踊る日本出身のダンサーは対象とする、でした。今回このルールを継続しますが、「ベストテン」という数にはこだわりません。また、日本のダンス状況、芸術創造の場や方法は日々変化しています。変化を冷静に見極め、柔軟に対応していく所存です。

選出は、従来通りにダンス・タイムズ編集部の合議によって行いますが、対象はジャンルや地域に偏りが生じることを、ご理解頂ければ幸いです。再開にあたり痛感するのは、山野先生がいかに多様なジャンルの舞踊公演、舞台公演を、全国各地に脚を延ばしてご覧になっていたか、ということです。残念ながら現在の編集部では、山野先生のように幅広いジャンルをカバーし、各地へ出かけて公演を拝見することは叶いません。微力ではありますが、今後も舞踊評論という目と言葉を通じてダンスを記録し、応援し続けたいと願っています。

2022年8月 ダンス・タイムズ編集部 稲田奈緒美
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May 13, 2020

<佐東利穂子>
2020年2月3〜11日、勅使川原三郎+KARAS《アップデイトダンス シリーズ第68弾》(カラス・アパラタス)で勅使川原三郎振付『オフィーリア』を踊る。

<酒井はな、橋本直樹>
2020年2月8日、《2020都民芸術フェスティバル:日本バレエ協会公演》(東京文化会館 大ホール)で、ヴィクトール・ヤレメンコ振付『海賊』を踊る。

<柴田恵美>
2020年2月14〜16日、《OM-2×柴田恵美公演》(日暮里サニーホール)で、真壁茂夫演出、柴田恵美 演出・振付『傾斜 -Heaven & Hell-』を踊る

<中森理恵、キム・セジョン、岡博美>
2020年2月15日、東京シティ・バレエ団公演(ティアラこうとう 大ホール)で、安達悦子振付『眠れる森の美女』を踊る

<平野亮一>
2020年2月16日、NBAバレエ団《ホラーナイト》(新国立劇場 中劇場)で、マイケル・ピンク振付『ドラキュラ』を踊る

<米沢唯>
2020年2月22、23日、新国立劇場バレエ団公演(新国立劇場 オペラパレス)で、ケネス・マクミラン振付『マノン』を、ワディム・ムンタギロフと踊る

<井上八千代>
2020年2月22日、《日本舞踊協会公演》(国立劇場 大劇場)で、義太夫『小栗曲馬物語』を踊る

<東野祥子>
2020年2月23、24日、魁文舎制作『コーポ・シューレアル』(スパイラルホール)を、人形デザイン・製作・パフォーマンスのスべンド・E・クリステンセン、歌手のイザベラ・レイフドッティアと踊る

<ケイ タケイ>
2020年2月28、29日、《音×花×舞》『未完の庭』vol.1 “グロリオサ” (シアターχ)を、作曲・ピアノ演奏の松本俊明、華道の大久保有加と踊る

<加藤みや子>
2020年2月29、3月1日、加藤みや子ダンススペース公演(俳優座劇場)で自作の『帰点』を踊る


《THE DANCE TIMES》選出月間ベストダンサーは、仲間の評論家をはじめとする多くの舞踊界の人たちとの噂話などに含まれた本音のところを参考にして、ダンス・タイムズ編集部で協議し、最終的に決めます。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーをダブって選ぶことはしないというルールでやっています。

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May 11, 2020

<田中泯>
2020年1月9日、《ダンス 田中泯−オドリに惚れちゃって!−》(東京芸術劇場・シアターイースト)で、自作の『形の冒険供櫂爛ムカ版』を踊る

<前田旺志郎、長谷川暢、山口将太朗、山根海音、吉裕哉>
2020年1月10日、KAAT DANCE SERIES 2019公演(KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ)で、山田うん構成・振付・演出『NIPPON CHA!CHA!CHA!』を演じ、踊る

<出演者全員>
2020年1月11日、新国立劇場バレエ団《ニューイヤー・バレエ》公演(新国立劇場・オペラパレス)で、クリストファー・ウィールドン振付『DGV』を踊る

<勅使河原三郎、佐東利穂子>
2020年1月16日、KARAS《アップデイト・ダンス No.67》公演(カラス・アパラタス)で、勅使河原演出『音楽の捧げもの』を踊る

<井関佐和子、中川賢>
2020年1月17日、Noism1+Noism0《森優貴/金森穣 Double Bill》公演(彩の国さいたま芸術劇場・大ホール)で、金森演出振付『シネマトダンス―3つの小品』より「夏の名残のバラ」を踊る

<永橋あゆみ、今井智也>
2020年1月18日、谷桃子バレエ団70周年記念新春公演(東京文化会館・大ホール)で、伊藤範子演出・振付『Fiorito』を踊る

<ジェフ・モーエン、奥山由紀枝>
2020年1月26日、I.O Dance Flame Project《I.O DANCE FLAME 2020》公演(東京・両国シアターΧ)で、モーエン振付『Last Breath』を踊る

<成田紗弥、山本雅也>
2020年1月30日、熊川哲也Kバレエカンパニー公演(Bunkamuraオーチャードホール)で、熊川演出・再振付『白鳥の湖』を踊る

<高田茜、平野亮一>
2020年1月31日、《輝く英国ロイヤルバレエのスター達》公演(昭和女子大学人見記念講堂)で、アサフ・メッセレル振付『春の水』を踊る

《THE DANCE TIMES》選出月間ベストダンサーは、仲間の評論家をはじめとする多くの舞踊界の人たちとの噂話などに含まれた本音のところを参考にして、ダンス・タイムズ編集部で協議し、最終的に決めます。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーをダブって選ぶことはしないというルールでやっています。

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February 01, 2020


ダンス・タイムズ編集部が選んだ2020年2月のお勧め公演やイベントをご紹介します。あくまでもメンバー個人の予想に基づいていますので、公演の内容を保証するものではありません。ぜひ、観客の皆さまが劇場へ行ってご確認ください。また、1月20日時点の情報を基にしていますので、日程、出演者、演目等が変更される場合もあります。完売の場合もありますので、事前にご確認ください。


◆二見一幸《Dance Gathering Performance vol. 8》
2月1、2日(こくみん共済coopホール(全労済ホール)/スペース・ゼロ)

◇二見一幸が、田保知里、井神さゆりらを使って『Love Songs』という作品を創る。かつてのスターダンサーの今に注目してみたい。(山野博大)


◆国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020 (TPAM in Yokohama 2020)
2月8-16日

◇TPAM(ティーパム)とは、四半世紀前から続く舞台芸術プラットフォームである「国際舞台芸術ミーティングin 横浜」のこと。演劇、ダンスなど舞台芸術に関わる、国内外のプロフェッショナルなアーティスト、スタッフなどが集まり、情報を交換したり、ディスカッションをしたり、パフォーマンスを上演するイベントによって構成される。例えばダンサーにとっては、ここでの出会いが新たな作品を生んだり、公演の機会に繋がったり、また共に課題を話し合って動き始める機会になっている。近年はアジアとの連携を強化しており、2019年には海外41か国・地域から約400名、国内から約480名のプロフェッショナルが参加したという。イベントの中には一般に公開されているものもあり、また、フリンジ公演として多数の作品が横浜近辺で上演される。多様な人々による多様な表現を自由に見られるチャンスだ。特に今回は、舞台芸術の根幹に戻って身体表現を重視しており、ダンス、パフォーマンス公演が数多くプログラムされている。世界の、アジアの、日本の舞台芸術の潮流を見て、知って、考えて、語り合う貴重でスリリングな機会だ。(稲田奈緒美)


◆2020都民芸術フェスティバル:日本バレエ協会公演『海賊』全幕
2月8、9日(東京文化会館 大ホール)

◇メド―ラ/コンラッド/アリの役に、酒井はな/橋本直樹/高橋真之、加治屋百合子/奥村康祐/荒井英之、上野水香/中家正博/江本拓という豪華トリプル・キャストをそろえての上演だ。振付のヴィクトール・ヤレメンコはキエフ・シェフシェンコ記念オペラ劇場バレエ団の所属。若手のステージング・ディレクターだ。プロローグに原作者の詩人バイロンを登場させ、そこから嵐の海を往く海賊船へと場面を広げて行くらしい。どのように日本人スターダンサーを使いこなすか、実力をとくと拝見しよう。(山野)


◆『ねじまき鳥クロニクル』
2月11日〜3月1日(東京芸術劇場 プレイハウス)

◇インバル・ピントとアブシャロム・ポラックの二人は、これまでホリプロ主催のミュージカル『100万回生きたねこ』と百鬼オペラ『羅生門』の演出・振付・美術を担当し、彼らの唯一無二の世界観を日本の商業演劇の世界でも見せつけてくれた。そのインバル・ピント×ホリプロの第三作は、日本とイスラエルのアーティスト達の意欲的な共同制作だ。インバルは演出・振付・美術として創作の要を担うが、イスラエルのアミール・クリガー、マームとジプシーの藤田貴大が脚本と共同演出としてインバルを支え、大友良英は作曲と共に生演奏も務める。キャストも豪華で、「演じる・歌う・踊る」(公式クレジットより)メインキャストとして大貫勇輔、「特に踊る」ダンサーとして川合ロンや西山友貴が見られるのもダンス好きには嬉しい。コンテンポラリーダンスファンもぜひ足を運んでほしい。(折田 彩)


◆東京シティ・バレエ団『眠れる森の美女』全幕
2月15、16日(ティアラこうとう 大ホール)

◇昨年3月のトリプル・ビルで『眠れる森の美女』の見どころを抜粋した『オーロラの結婚』を上演した東京シティ・バレエ団が、ついに新制作で全幕を披露する。振付・構成は芸術監督の安達悦子で、振付指導はラリッサ・レジュニナ。キーロフ(現マリインスキー)バレエ団でキャリアをスタートしたレジュニナは、1991年の来日公演でオーロラを披露している。安達はマリインスキー版の本作に思い入れがあるそうで、二人のコラボレーションに期待が高まる。オーロラ役は中森理恵と斎藤ジュン。中森が久々にティアラの舞台に戻ってくるのも楽しみだ。(隅田 有)


◆第63回日本舞踊協会公演 
2月22、23日(国立劇場 大劇場)

◇毎年恒例の古典を中心とした公演。日本舞踊は近代に入って歌舞伎から分かれ、新しい舞踊表現を模索して今日に至っている。当該公演では、江戸時代に作られた歌舞伎舞踊、近現代の創作、そして令和の新作といった日本舞踊の様々な演目が現代を代表する舞踊家によって上演される。昼夜二部制、二日間、四公演。バランス良く充実した演目立てで、どの部もお勧めのラインアップである。(斎藤真帆)


◆新国立劇場バレエ団 『マノン』
2月22、23、26、29、3月1日(新国立劇場 オペラパレス)

◇昨年10月の『ロメオとジュリエット』が記憶に新しい新国立劇場バレエ団が、同じケネス・マクミラン振付でもガラリと雰囲気が異なる『マノン』を上演する。一途な少女ジュリエットを好演した小野絢子、米澤唯がそれぞれ、ファム・ファタルをどう踊るのか。そして、退廃的な時代の雰囲気をバレエ団全体でどう創り上げるのか。楽しみである。(吉田 香)


◆パリ・オペラ座バレエ団 『ジゼル』『オネーギン』
2月27日-3月1日(ジゼル)、3月5-8日(オネーギン)(東京文化会館)

◇二年前の来日公演時、日本の舞台で初めてエトワール任命がアナウンスされた。その時にエトワールに昇進したユーゴ・マルシャン、そしてベテランのマチュー・ガニオがダブルキャストで『オネーギン』のタイトルロールを披露する。もう一つの演目は、パリ・オペラ座の来日公演で上演されるのは約10年ぶりとなる『ジゼル』。ジゼルがクールランド公の隠し子とも解釈できるような、意味深な演出の一幕は見応えがある。ジゼルとアルブレヒトは3キャストだが、ミルタは全公演でオニール八菜の出演が予定されている(隅田)


◆ケイタケイ《音×花×舞》『未完の庭 vol.1 グロリオサ』
2月28、29日(シアターχ)

◇ケイタケイが、作曲・ピアノの松本俊明、華道の大久保有加と力を合わせて『未完の庭』という作品を創る。彼女の踊りの素朴な質感がどのように音楽、華道と混じり合うのか、楽しみだ。(山野)


◆オーチャード・バレエ・ガラ 世界名門バレエ学校の饗宴2020 
2月29日、3月1日(Bunkamura オーチャードホール)

◇世界の名門バレエ学校が集結する同公演。今回は、ベルリン国立バレエ学校、ロイヤル・バレエ・スクール、サンフランシスコ・バレエ・スクール、ハンブルク・バレエ学校、ワガノワバレエ・アカデミー、チューリッヒ・ダンス・アカデミーから選ばれし生徒が、それぞれ作品を披露する。プログラムも、各校の「歴史」や「今」を感じられる特色あふれるラインアップだ。未来への可能性を秘めたダンサーたちの競演は見逃せない!(宮本珠希)

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December 02, 2019

ダンス・タイムズ編集部が選んだ2019年12月のお勧め公演やイベントをご紹介します。あくまでもメンバー個人の予想に基づいていますので、公演の内容を保証するものではありません。ぜひ、観客の皆さまが劇場へ行ってご確認ください。また、11月20日時点の情報を基にしていますので、日程、出演者、演目等が変更される場合もあります。完売の場合もありますので、事前にご確認ください。

◆名倉ジャズダンススタジオ《Spark x Spark vol.8》
12月6-8日(草月ホール)
◇名倉ジャズダンススタジオは、《CAN’T STOP DANCIN’》という大公演のほかに、2007年から《Spark x Spark》という会を毎年小さな舞台でやっている。ここでは、名倉のジャズダンスの小粋なステップの魅力に間近でお目にかかれる。この公演には”好きなこと やること 生きること”というサブタイトルが付いている。名倉加代子がほんとうにやりたいことを、しかと見届けたい。(山野博大)

◆勅使川原三郎・佐東利穂子『「忘れっぽい天使」ポール・クレーの手』
2019年12月12-15日(シアターχ)
◇コンテンポラリー・ダンスのファンは、往々にして抽象画が好きだ(と思う)。筆者もその一人であり、なかでもパウル(ポール)・クレーはお気に入りの画家であるから、勅使川原三郎がクレーを題材にした新作を上演すると聞いて喜んだ。タイトルの『忘れっぽい天使』は、晩年に病気で手が不自由になったクレーが鉛筆で描いた作品である。その天使に勅使川原は「魂の自由」を感じると言う。画家の商売道具である手の自由を奪われたクレーとその世界を勅使川原はどのように描くのだろうか。(吉田 香)


◆東京バレエ団『くるみ割り人形』
2019年12月13〜15日(東京文化会館大ホール)
◇新制作の『くるみ割り人形』と言えば、設定にひと捻り加えたり、演出に最新技術を駆使したりと、個性的なプロダクションが話題となるが、斎藤友佳理版はむしろ伝統を復刻させる演出・振付となるようだ。装置や衣装はモスクワやペテルブルグのアトリエに依頼し、主役の名前も「クララ」からロシア流の「マーシャ」に変わった。古典作品が再演を繰り返しながら徐々に変化していくのは、作品が生きている証拠であり、バレエという舞台芸術を長年見続ける醍醐味であるが、その後再び原点に戻るというのは比較的珍しい。斎藤の強い信念と研究者としての真摯な姿勢を感じるだけに、舞台の幕が上がるのが待ち遠しい(隅田有)

◆Noism1 + Noism0《森優貴/金森穣 Double Bill》
2019年12月13~15日、2020年1月17~19日(りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場/彩の国さいたま芸術劇場・大ホール)
◇長くレーゲンスブルク歌劇場ダンスカンパニーで芸術監督として活躍した森優貴が、今夏日本に拠点を移し、帰国後第1作としてNoismに新作を振り付ける。森は、音楽を巧みに視覚化した抽象的なコンテンポラリー作品から全幕バレエの改訂振付、ダンスオペラの演出まで手掛けることができる、スケールが大きく引き出しの多い振付家である。森が、高い身体強度を持つNoismのダンサー達にどれほど難易度の高い振付を与え、どこまで彼らの力を引き出してくれるのか期待したい。(折田)

◆いちやなぎ多鶴バレエ学園『REI*ISM  Catch me if you can』
2019年12月15日(アプラたかいし大ホール)
◇大阪を本拠地とするいちやなぎ多鶴バレエ学園。この学園の主軸として指導に携わる一柳 麗は、かねてより定評のあるその指導力のみならず、彼女の手掛けた作品がコンクールで入賞したり、外部団体から作品委嘱を受けたりするなど、近年、多岐に渡った活躍を見せている。今回の舞台は、ほぼ一柳の振付作品のみで構成されたマチネ&ソワレの豪華版であり、ベテランから新鋭まで、所属の垣根を超えた豪華ダンサー陣が共演。軽妙洒脱で音楽性に富む一柳のエッセンス=REI*ISMを、彼らはどのように抽出するのであろうか。濃密な舞台への期待が高まる。(宮本珠希)

◆現代舞踊協会《新進舞踊家海外研修員による現代舞踊公演》
2019年12月25、26日(新国立劇場小劇場)
◇現代舞踊協会が、次の時代を担ってもらおうと期待している池田美佳、工藤朋子、佐々木紀子が登場する。池田は、すでにはなやかな個性を認められ、多くの舞台を踏んできた。工藤は、鍵田真由美のところで踊るフラメンコの期待の星。佐々木は、二見一幸のところで創作を修行し、かなりの実績をあげている。三者三様の開花を拝見しよう。(山野)



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October 31, 2019

ダンス・タイムズ編集部が選んだ2019年11月のお勧め公演やイベントをご紹介します。あくまでもメンバー個人の予想に基づいていますので、公演の内容を保証するものではありません。ぜひ、観客の皆さまが劇場へ行ってご確認ください。また、10月20日時点の情報を基にしていますので、日程、出演者、演目等が変更される場合もあります。完売の場合もありますので、事前にご確認ください。

◆日本バレエ協会《2019年度Balletクレアシオン》

2019年11月9日(メルパルク)

◇日本バレエ協会が若手振付家の発掘と育成のために毎年開催する本公演は、途中名称を変えながら、今年で通算58回目という。ここで若い振付家が創作に挑戦し、新たな可能性を開拓してきたことで、多くの振付家とダンサーが育っていった。今年は、若手から現在NBAバレエ団に所属する宝満直也に加え、もはや中堅、ベテランといえる遠藤康行と平山素子の三人が振付し、選りすぐりのダンサーたちが踊る。宝満作品は、セルゲイ・ラフマニノフの音楽を用いて、約30名のダンサーに振付けた「Four to Four」。遠藤作品はアルノルト・シェーンベルク作曲の「浄夜」から受けたインスピレーションを基に、人間の寛容さ、狂気、光と闇など、創造力を奥深く広げながら振付た「月下」。そして平山作品のタイトルは「サルコファガス」。ギリシャ語のsarx(肉体)+phagein(食べる)で、「肉体を食べるもの」という意味を持つ、彫刻や装飾を施されているエジプト石棺のことだそうだ。三者三様の意欲作が並ぶ公演になりそうだ。(稲田奈緒美)

◆Ballet Company West Japan《First Impression》

2019年11月10日(神戸文化ホール中ホール)

◇関西の雄、貞松・浜田バレエ団で長年トッププリマとして活躍した瀬島五月が昨年立ち上げた「Ballet Company West Japan」の旗揚げ公演は、『ショピニアーナ』『パキータ』そして自身とパートナーのアンドリュー・エルフィンストンが主演する山本康介振付『椿姫』の豪華トリプル・ビルだ。オーディションで選ばれたメンバーは、コンクール受賞歴も華やかで、いずれも今後の飛躍が楽しみなダンサーばかり。本公演の成功はもとより、これまで数々の大舞台で主演を務めてきた瀬島が、関西バレエ界の更なる発展・成熟を願い、満を持して発足したカンパニーの未来に、大なる期待を寄せたい。 (宮本珠希)

◆Tarinof dance company 『花の牙』

2019年11月20、21日(座・高円寺2)

◇振付・演出は、長谷川まいこ、坂田守。二人のしっかりした動きのやりとりは、見応え充分。(山野博大)

◆ミハイロフスキー劇場バレエ『パリの炎』『眠りの森の美女』

11月21、23、24日(東京文化会館)

◇4年ぶりの来日公演である。2011年にコンテンポラリー・ダンスの振付家ナチョ・ドュアトが芸術監督に就任した際には、大変驚いたものだ。しかし、ドュアトは、2014年にベルリン国立バレエ団の芸術監督として招かれ、わずか3年でミハイロフスキーを去っていた。その後、今年になってミハイロフスキーに復帰。精力的に新作を振付けているというのである。今回は、彼が同団に初めて振り付けた全幕バレエ『眠りの森の美女』を上演する(日本初演)。カラボスには、あのファルフ・ルジマトフがキャスティングされている。同時に上演されるのは、ソビエト時代に作られたパワフルなバレエ『パリの炎』。ドュアト体制の下で再出発したミハイロフスキーの現状を見ておきたい。(吉田 香)

◆大駱駝艦・天賊典式『のたれ●』

2019年11月21 - 24日(世田谷パブリックシアター)

◇昨年第一回種田山頭火賞を受賞した麿赤兒が、山頭火の漂泊と彷徨、逃走の人生とその作品からインスピレーションを受けた新作を発表する。タイトルは何とも意味深で、「のたれ」に「●」が打たれている。「のたれ死に」という言葉や山頭火の亡くなり方を連想するが、そこは麿のこと、単に彼の人生をなぞるのではなく、ひねりを加えた内容にしてくるだろう。小劇場界で活躍を見せる大津英輔の舞台美術も含めて楽しみだ。(折田 彩)

◆石井智子スペイン舞踊団公演『コハクノモリ』

2019年11月23、24日(東京芸術劇場シアターウエスト)

◇石井智子の大らかな演技が見どころ。こせこせした舞台づくりをしないところを買う。(山野)

◆Kバレエ・カンパニー『くるみ割り人形』

11月28日- 12月14日(Bunkamuraオーチャード、日本特殊陶業市民会館・フォレストホール、フェニーチェ堺、福岡サンパレス、とうほう・みんなの文化センター)

◇早いもので今年も『くるみ割り人形』の季節がやってきた。先陣を切るのはKバレエカンパニー。近年の改定版では、台本を掘り下げることによってファンタジーの要素が強められているものが多く、2005年に初演された熊川版はその代表だ。本作の少女クララは、くるみ割り人形だけでなく、人形王国のマリー姫も助ける、勇者のような役割を担っている。ヨランダ・ソナベンドの豪華な舞台美術・衣装も必見。(隅田有)

◆令和元年11月 国立劇場十一月舞踊公演「京舞」

11月29, 30日(国立劇場大劇場)

◇京都祇園の花街を地盤として息づいてきた京舞。その様々な様相を二十一年ぶりに東京で見ることができる貴重な機会。井上流五世家元・井上八千代を中心に総勢約六十人の祇園甲部の芸妓・舞妓が出演し、その魅力を存分に綴る。井上流は能や人形浄瑠璃の影響を受けた表現が特色の一つで、雅やかな趣とダイナミックさとを併せ持つ。芸妓・舞妓による上方唄『京の四季』、井上八千代、安寿子親子の義太夫・上方唄『三つ面椀久』などなど。両日とも大勢の芸妓が拍子木を打ち囃す、祇園ならではの手打ち「廓の賑」が掉尾を飾り、東京にいながら京舞の真髄を味わえる、見逃せない公演だ。(阿部さとみ)

◆中村恩恵×新国立劇場バレエ団「ベートーヴェン・ソナタ」

2019年11月30、12月1日(新国立劇場中ホール)

◇海外で活躍し、現在は日本でダンサー、振付家として活躍する中村恩恵。新国立劇場では、自ら創作し踊るコンテンポラリーダンス作品だけでなく、新国立劇場バレエ団とのコラボレーションも積み重ねてきた。ベートーヴェンの生き方にインスピレーションを受けて創作された本作は、そのような信頼関係を基に、振付家とダンサーが互いの豊かな創造力と高度な身体能力をぶつけ合うことで出来上がった作品。2017年に初演されて高い評価を得た作品が再演される。再演によって、動きの一つ一つがダンサーの内面と響き合いながら磨かれ、より繊細かつ大胆な表現が溢れる作品となるだろう。(稲田)

◆『Air/エアー』 

2019年11月30、12月1日(なみきホール)

◇以前は国際共同制作といえば、東京の創造型劇場と、西ヨーロッパ及びアメリカのカンパニー、劇場との間で行われるのが常であったが、今は様々な国のアーティストと日本全国の劇場やカンパニーとの間で積極的な共同制作が行われている。この『Air/エアー』は、フィンランドのエアリアルアーティストと日本のパフォーマー、ダンサーが東京、高松、福岡でアーティスト・イン・レジデンスを行い、福岡で公演を行うという意欲的かつグローカルな試みだ。ながめくらしつ作品でも活躍する目黒宏次郎、森山開次作品やNibrollで抜群の身体強度と際立った個性を見せる浅沼圭ら、コンテンポラリーダンス好きにも訴求力のある出演者が名を連ねた。小規模ながら、福岡まで訪れる価値のある唯一無二の公演だ。(折田)


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October 02, 2019

ダンス・タイムズ編集部が選んだ201910月のお勧め公演やイベントをご紹介します。あくまでもメンバー個人の予想に基づいていますので、公演の内容を保証するものではありません。ぜひ、観客の皆さまが劇場へ行ってご確認ください。また、930日時点の情報を基にしていますので、日程、出演者、演目等が変更される場合もあります。完売の場合もありますので、事前にご確認ください。

 

 

FESTIVAL/TOKYO
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5-1110日 

今年で12回目の開催となる「フェスティバル/トーキョ19」。東京で開催される多彩な舞台芸術祭として、毎年話題を集めてきた。今までそのロゴは「F/T」と、アルファベット二文字のシンプルかつシャープなものだったが、今回から人物イラストが「F」「T」を緩やかに、流れるように形作るものに変化した。それは、「人と都市から始まる舞台芸術祭」というコンセプトをより強く発信するためだそうだ。高田唯氏のアートディレクション、芳賀あきな氏のイラストレーションによるこのロゴは、人と舞台芸術の関係性、そこで生まれる時間や空間の豊かさを新たな視点から象徴的に語っている。そして今回のテーマは「からだの速度で」。人のからだが動き、すれ違い、交わり、ぶつかり、離れていくことから生まれる芸術が、演劇、ダンス、音楽、美術、映像など多様なジャンルを用いて、あるいは舞台作品だけでなく、サイトスペシフィックなパフォーマンスや教育普及プログラムなど、様々な出会いを用意してくれている。何を見るか、どこで体験するか、まずはHPを眺めてみてほしい。(稲田奈緒美)

ルッシュワルツのダンス公演2019:内田 香振付『note』『Cr088rOad
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3 (セシオン杉並)
内田 香が主宰するルッシュワルツの公演は、いつも現代舞踊界のトップクラスの女性ダンサーをそろえて、はなやかな舞台を繰り広げてきた。昨年あたりから、内田の踊りの質に変化が見えてきたような気がする。今年はどんな舞台を見せてくれるのか、成熟の域に達した内田のダンスが楽しみだ。 (山野博大

阿佐美バレエ団『三銃士』 
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56 (文京シビックホール)
阿佐美バレエ団は、プロコフスキー振付の『三銃士』を1993年の初上演以来たびたび再演してきたが、今回は2年半ぶり。おもしろく仕組まれた西洋チャンバラ劇をまた楽しみたい。(山野)

 

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団・東京シティ・バレエ団《オーケストラwithバレエ》『アルルの女』

106日(ティアラこうとう大ホール)

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と東京シティ・バレエ団による、恒例のコンサート《オーケストラwithバレエ》。今回のプログラムはビゼー作曲『アルルの女』。この名曲に石井清子の新作振付が付くとあっては絶対に見逃せない。昨年の、バレエ団創立50周年記念公演『白鳥の湖』〜大いなる愛の讃歌〜で道化を踊り、高い技術と華のある演技で会場を沸かせた岡田晃明が、フレデリ役で主演する。また本来姿を見せないはずのアルルの女が石井版には登場するようだ。7月に上演された『ロミオとジュリエット』でジュリエットを踊った、庄田絢香がキャストされている。天性の音楽性と明快な演出の石井マジックが、存分に味わえる舞台になるだろう。(隅田有)

 

東西名流舞踊鑑賞会

1012日(国立文楽劇場)

毎年恒例の日本舞踊の公演。今年もバリエーション豊かに、充実した内容が大いに期待できる。

〈第一部〉地歌『松竹梅』は(山村光、若有子、若、若隼紀、侃)五人立により華やかに。長唄『昔噺たぬき』(藤間良太郎)はユーモラスに。長唄『二人椀久』(花柳基、小三郎)は恋の夢の世界を。清元『吉野雪』(若柳壽延、祐輝子)は源義経と静御前の切ない別れを。一中節『辰巳の四季』(井上八千代)は扇一本で様々な風物を描き出す。

〈第二部〉地歌『由縁の月』(楳茂都梅咲弥)は女の複雑な胸中を綴り、清元『鳥さし』(花柳禮次郎)は洒脱な世界観を。長唄『綱館』(尾上菊之丞、若柳吉蔵)は勇者渡辺綱の館に、鬼が綱の伯母に化けてやってくるというストーリーを素踊りで。地歌『鐘が岬』(吉村輝章)はしっとりとした情緒と恋の恨みとを。地歌『菊慈童』(山村友五郎)は深山に住む不老不死の少年が身の上を語る。適材適所の配役で、どれも見逃せないラインナップだ。(斎藤真帆)

 

NBAバレエ団『海賊』

101920日(東京文化会館大ホール)

20183月に初演され好評を博した久保紘一版は、明快なストーリーやエンターテイメント性に富んだ演出が魅力であるが、今回の再演では、楽曲の追加や衣裳の刷新など新たに手が加えられ、ブッシュアップされているという。また、新たなキャストもお目見えし、より一層華やかな舞台となるに違いない。(宮本珠希)

 

新国立劇場バレエ団『ロメオとジュリエット』 

101920242627日(新国立劇場 オペラパレス)

 新国立劇場バレエ団のレパートリーとしてしっかりと定着した『ロメオとジュリエット』(ケネス・マクミラン版)。今回はタイトルロールに個性の異なる3組のキャストが用意されている。盤石のパートナーシップで日本のバレエを牽引する小野絢子&福岡雄大。小野と共に同バレエ団を代表するプリマ、米沢唯の相手には、初役の渡邊峻郁。ノーブルでクールな印象の渡邊が、どのようにロメオを生きるのか、非常に楽しみである。ちなみにこの回は、ティボルトに福岡が初めてキャスティングされており、見どころ満載。そして、もう一組は共に初役というフレッシュな木村優里と井澤駿。その他、マキューシオ、パリス、キャピュレット夫人など、脇を固める布陣も豪華なのが、新国の特徴だ。どの回も見逃せない。(吉田 )

 

テロ・サーリネン×韓国国立舞踊団『VORTEX

1025-27日(KAAT神奈川芸術劇場 ホール)

 フィンランドのコンテンポラリー・ダンス界の旗手、テロ・サーリネン。今回は、韓国の伝統舞踊を専門としている韓国国立舞踊団を引き連れての来日と聞いて驚いた。しかし、サーリネンは、フィンランド国立バレエ団でクラシックバレエダンサーとしてキャリアをスタートさせたが、その後、日本に留学して伝統舞踊や舞踏を学んでおり、世界各国のカンパニーに振付の経験もあり、アジアの身体にも強い興味を持っているという。タイトルの『VORTEXは「渦動」の意味。伝統と革新をミックスして、どんな渦を起こし、観客を巻き込むのだろうか。(吉田)

 
北村明子Cross Transit project『梁塵の歌』 
10
25-27 (シアター トラム)
昨年10月の《KAATダンス・シリーズ 2018》における『土の脈』は、アジアの舞踊家との交流から確かなものを引き出した偉品だった。それに続く『梁塵の歌』に期待する。(山野


東京バレエ団《東京バレエ団×勅使川原三郎 新作 世界初演

ジョージ・バランシン『セレナーデ』/モーリス・ベジャール『春の祭典』》

1026日、27日(東京文化会館大ホール)

モーリス・ベジャールを筆頭に、数々の巨匠と共同制作した作品を発表してきた東京バレエ団が、日本人の振付家としては初となる、勅使川原三郎に依頼した作品『雲のなごり』を世界初演する。音楽は武満徹。バレエ団はすでに2016年にオペラ『魔笛』で勅使川原の振付を経験しており、独自のダンスメソッドを体得したダンサーたちが、新境地を見せるのではないだろうか。東京バレエ団からは、プリンシパルとソリストら5名が出演。さらに佐東利穂子が共演し、本作でも圧巻のダンスを見せるだろう。バランシンの『セレナーデ』とベジャールの『春の祭典』が同時上演される。(隅田)

 



 

 



piyopiyotamaki at 20:50
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