March 12, 2020

【ダンス・タイムズがお勧めする2020年3月公演】

ダンス・タイムズ編集部が選んだ20203月のお勧め公演やイベントをご紹介します。あくまでもメンバー個人の予想に基づいていますので、公演の内容を保証するものではありません。ぜひ、観客の皆さまが劇場へ行ってご確認ください。また、こちらは312日時点の情報を基にしており、既に今回のコロナウイルスの影響で中止、延期となった公演もございますが、記録のためにも掲載をさせていただきました。今後の変更も十分に予想されますので、ご了承いただきたく存じます。

 

◆大駱駝艦舞踏公演『まだら』《中止》

2020年3月2〜8日/大駱駝艦・壺中天

◇麿以外の艦員(団員)がスタジオで自作を発表する壺中天公演に、所属20年のベテラン松田篤史が初めて挑戦する。彼がこれまでの舞踏人生で練り上げてきた彫刻のような肉体と重厚感ある動き、そして映画出演やデザインなど他の分野で培ってきたセンスを活かし、唯一無二の世界を作り上げてくれるだろう。(折田 彩)

 

◆勅使川原三郎振付『三つ折りの夜』《延期》

2020年3月6〜8日/東京芸術劇場プレイハウス

◇勅使川原三郎・佐東利穂子が、ヴァイオリンの庄司紗矢香との競演で、マルラメの詩の舞台化に取り組む。「三つ折りのソネ(ソネット)」という詩から想を得て「日没の夜」「深夜」「有明の月」という三つの夜を踊るのだ。ヴァイオリン、マルラメとの出会いから勅使川原はどんな新しい局面を創り出すのだろうか。(山野博大)

 

 

◆スターダンサーズ・バレエ団《Dance Speaks》アンコール公演《※中止》

2020年3月13〜15日/東京芸術劇場・プレイハウス

◇昨年3月に上演され大きな話題となった《Dance Speaks》公演が、丁度1年後となる今年3月、同じ演目のダブルビルで再演される。注目は何といってもクルト・ヨース振付『緑のテーブル』。池田武志演じる「死」の圧倒的な存在感、佐藤万里絵、フルフォード佳林ら戦争に翻弄される女達の悲哀が胸に迫った。この舞踊史に残る傑作を見られる機会を絶対に見逃さないでほしい。昨年の公演ではソリスト、コールド共に完成度に難が残った『ウェスタン・シンフォニー』も練り上げられていることと期待したい。(折田)

 

 

◆Kバレエ カンパニー《トリプル・ビル2020《※中止》

2020年3月2022日/オーチャードホール

◇ローラン・プティ振付『若者と死』、熊川哲也振付『シンプル・シンフォニー』、そして渡辺レイ振付『春の祭典』というラインアップの本公演。特に、熊川の当たり役のひとつである『若者〜』が14年ぶりに再演されることは、カンパニーの新時代の幕開けを感じさせるニュースである。堀内平、山本雅也という進境著しいふたりのダンサーと、本作で舞台復帰を果たす浅川紫織、矢内千夏が繰り広げるドラマは見逃せない。(宮本珠希)

 

◆東京バレエ団:ピエール・ラコット振付『ラ・シルフィード』

202032122日/東京文化会館

◇芸術監督の斎藤友佳理が当たり役とした作品で、指導者としても経験豊かな本作。東京バレエ団としては、意外にも約4年ぶりの再演となる。“ラ・シル”と言えばブルノンヴィル版が馴染み深いが、東京バレエ団が上演するのはパリ・オペラ座と同じラコット版。同名のバレエで振付や演出が異なるというのはよくあるが、ブルノンヴィル版とラコット版では曲も長さも技法も異なる。となると全く別の作品と言ってもいいだろう。前回の公演でロマンティック・バレエのスタイルを見事に体現した沖香菜子と、叙情性豊かな川島麻実子のダブル・キャスト。どちらを見るかおおいに悩むところ。(隅田有)

 

 

2020都民芸術フェスティバル現代舞踊公演:宮本舞振付『ZONE-境地-』、中村しんじ振付『さーかす』、馬場ひかり振付『COSMIC RHAPSODY-宇宙狂詩曲-※中止

202032627日/東京芸術劇場プレイハウス

◇宮本舞、中村しんじ、馬場ひかりという、働き盛りの現代舞踊家3人の作品が並ぶ。日本の現代舞踊は、石井獏が端緒を切った頃から、欧米のモダンダンスとは別の道をたどってきた。日本ならではの良さ、おもしろさを、この3作品から探ってみてほしい。(山野)



piyopiyotamaki at 16:09公演の見どころ 
記事検索