October 31, 2018


◆The National Ballet of Japan “Alice’s Adventures in Wonderland”  [Ballet]
Nov.2-11, New National Theatre, Tokyo (Opera House)

https://www.nntt.jac.go.jp/english/productions/detail_011630.html


◆The Stuttgart Ballet  “Onegin” “Swan Lake”  [Ballet]
Nov. 2-4 and 9-11, Tokyo Bunka Kaikan, Nov. 14, Fukuoka Sunpalace, Nov. 17, Hyogo Performing Arts Center

https://www.nbs.or.jp/english/stages/2018/stuttgart/intro.html


◆Bangarra Dance Theatre “Spirit 2018” “ I.B.I.S”  [Australian Falk Dance & Contemporary Dance]
Nov. 9-10, Saitama Arts Theater (Main Theater)

http://www.saf.or.jp/en/stages/detail/5574


◆Seiichi Shinohara Ballet Recital DANCE for Life 2018 “ANA𝚪𝚱𝚮” based on “Notre-Dame de Paris” [Ballet]
Nov. 11, Mielparque Hall, Tokyo.

https://www.mielparque.jp/tokyo/en/


◆Japan Ballet Association《Ballet Creation》[Ballet & Contemporary Dance]
Nov.17, Mielparque Hall

https://www.mielparque.jp/tokyo/en/


◆Jewels from MIZUKA [Ballet & Contemporary Dance]
Nov. 17, Kanagawa Kenmin Hall (Main Hall)

http://www.kanagawa-kenminhall.com/english/


◆Zashikimai –keihanno zashikimai-  [Nichibu]
Nov.23, National Theatre (Small Theatre), Tokyo

https://www.ntj.jac.go.jp/english/access/facilities_01.html


◆Min Tanaka.《Min Tanaka Dance》『Adventure of Form: Follin’for Dance!』 [Butoh]
Nov.23- 25, Tokyo Metropolitan Theatre (Theatre East)

http://www.geigeki.jp/performance/theater194/


◆New National Theatre, Tokyo collaborated with Contemporary Dance Association of Japan《Dance Archives in JAPAN 2018》 [Modern Dance]
Nov.24- 25/ New National Theatre, Tokyo (Playhouse)

https://www.nntt.jac.go.jp/english/productions/detail_011641.html


◆The Tokyo Ballet.《Masterpieces of the 20th Century Series2》[Ballet & Contemporary Dance]
Nov.30- Dec.2, New National Theatre, Tokyo (Playhouse)

https://www.nbs.or.jp/english/stages/2018/20ballet2/program.html


jpsplendor at 23:53English公演情報
ダンス・タイムズ編集部が選んだ来月のお勧め公演やイベントをご紹介します。あくまでもメンバー個人の予想に基づいていますので、公演の内容を保証するものではありません。ぜひ、観客の皆さまが劇場へ行ってご確認ください。また、10月20日時点の情報を基にしていますので、日程、出演者、演目等が変更される場合もあります。完売の場合もありますので、事前にご確認ください。


◆新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』
11月2日〜11日(新国立劇場 オペラパレス)

◇ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』が、英国人振付家クリストファー・ウィールドンによってバレエ化され、英国ロイヤル・バレエで初演されたのは2011年。本場イギリスで評判となり、海外公演でも人気を集めた作品が、新国立劇場バレエ団のレパートリーとなって上演される。小説や映画であれば、アリスがウサギを追いかけて穴に落ち、からだが小さくなる様子を描くことは容易だ。しかし、生身のダンサーが舞台で演じるとなるとどうなるか?それは見てのお楽しみ。楽しく創造力に溢れる物語と、その世界をバレエによって目の前に出現させてくれる本公演を存分に味わってほしい。(稲田奈緒美)

[Ballet] The National Ballet of Japan. “Alice’s Adventures in Wonderland”/ Nov.2-11, New National Theatre, Tokyo (Opera House)
https://www.nntt.jac.go.jp/english/productions/detail_011630.html


◆シュツットガルト・バレエ団『オネーギン』『白鳥の湖』
11月2日〜11日(東京文化会館)、11月14日(福岡サンパレス)、17日(兵庫県立芸術文化センター)

◇上演の機会が増え、すっかり日本でも人気の演目の一つとして定着した『オネーギン』は豪華3キャスト。長年レンスキーを当たり役としていたフリーデマン・フォーゲルは、3年前に全幕としてのオネーギン役を日本で初披露した。終幕の「手紙のパ・ド・ドゥ」では、踊りが乱れてしまうほど感極まって涙を流していたフォーゲルは、今回どのようなステージを見せるだろうか。二日目のタチアナはマリインスキー・バレエのディアナ・ヴィシニョーワ。役柄の持つ新たな一面を、独特のアプローチで提示するのが上手い。オネーギン役のジェイソン・レイリーとの化学反応も楽しみだ。3日目にはパリ・オペラ座バレエ団のマチュー・ガニオが客演する。もうひと演目は2012年以来、日本では二度目の上演となるジョン・クランコ版『白鳥の湖』。王子を物語の中心に据えた悲劇で、登場の場面から一捻りある。四幕にはチャイコフスキーの『弦楽のためのエレジー』を使った、クランコらしいパ・ド・ドゥが挿入されており、見所の多いバージョンだ。(隅田有)

[Ballet] The Stuttgart Ballet. “Onegin” “Swan Lake” / Nov. 2-4 and 9-11, Tokyo Bunka Kaikan, Nov. 14, Fukuoka Sunpalace, Nov. 17, Hyogo Performing Arts Center.
https://www.nbs.or.jp/english/stages/2018/stuttgart/intro.html


◆バンガラ・ダンス・シアター 『Spirit 2018』『I.B.I.S』
11月9、10日(彩の国さいたま芸術劇場 大ホール)

◇オーストラリアより4度目の来日公演。オーストラリアに住むアボリジニやトレス海峡諸島民といった先住民族の文化をベースとしており、その歴史はなんと6万5千年。これにコンテンポラリーの動きを融合し、魂を揺さぶる唯一無二のパフォーマンスが繰り広げる。今回は、強制退去や気候変動などの困難を抱えながらも明るく生きる島民を描いた『I.B.I.S』と芸術監督スティーヴン・ペイジによって選ばれた歴代作品の名場面のショーケース『Spirit 2018』が上演される。(吉田 香)

[Australian Falk Dance and Contemporary Dance] Bangarra Dance Theatre.“Spirit 2018”“ I.B.I.S”/ Nov. 9-10,Saitama Arts Theater (Main Theater)
http://www.saf.or.jp/en/stages/detail/5574


◆篠原聖一 バレエ・リサイタル DANCE for Life 2018 『アナンケ 宿命』 〜ノートルダム・ド・パリ〜より
11月11日(メルパルクホール)

◇2001年にスタートした本シリーズ。11回目となる今回は、ヴィクトル・ユーゴー原作『ノートル・ダム・ド・パリ』を元にした『アナンケ 運命』が上演される。“アナンケ”(’ANA𝚪𝚱𝚮)とは、原作の序文に由来するギリシャ語で、ユーゴーが本作を書く数年前にノートルダム寺院を訪れた際、この言葉が壁に刻まれているのを見たという。2015年に佐々木美智子バレエ団で初演されている。奔放さと心の清らかさを兼ね備え、男たちを次々と魅了するエスメラルダは、まさに下村由理恵にぴったりな役だ。初演キャストの山本隆之、佐々木大、青木崇が、それぞれフロロ、カジモド、フェビウスに出演。“DANCE for Life”で上演される作品には、運命に立ち向かい生きてゆく人々が描かれる。たとえ悲劇であっても力強く生きて死ぬ主人公によって、ラストには救いがもたらされる舞台になるだろう。(隅田)

[Ballet] Seiichi Shinohara Ballet Recital DANCE for Life 2018. “ANA𝚪𝚱𝚮” based on “Notre-Dame de Paris”/ Nov. 11, Mielparque Hall, Tokyo.
https://www.mielparque.jp/tokyo/en/


◆日本バレエ協会 新進バレエ芸術家育成支援事業3−《平成30年度Balletクレアシオン》
11月17日(メルパルクホール)

◇毎年、ベテランから気鋭まで様々なコレオグラファーが名を連ねる本公演。今回は、山本康介による『ホルベアの時代から』、柳本雅寛の『ピーポーピーポー』、キミホ・ハルバート振付『Le Sacre de Printemps』と、キャリア、実力ともに申し分ない3名の振付家による作品が上演される。それぞれの個性や魅力を堪能したい。(宮本珠希)

[Ballet & Contemporary Dance] Japan Ballet Association《Baller Creation》/ Nov.17, Mielparque Hall
https://www.mielparque.jp/tokyo/en/


◆上野水香プロデュースバレエ ジュエルズ フロム ミズカ
11月17日(神奈川県民ホール 大ホール)

◇東京バレエ団プリンシパルの上野水香がプロデュースするガラ公演の第二弾。今回は、海外からはウラジーミル・マラーホフとマルセロ・ゴメスを迎える。東京バレエ団OBの高岸直樹や高橋竜太、NBSバレエ団に移り、ますます勢いに乗る宝満直也の振付作品、あまり観る機会のない“プティ”の『ボレロ』等々、見どころ満載だ。(吉田)

[Ballet & Contemporary Dance] Jewels from MIZUKA / Nov. 17, Kanagawa Kenmin Hall (Main Hall)
http://www.kanagawa-kenminhall.com/english/


◆舞の会 ―京阪の座敷舞― 
11月23日(国立劇場 小劇場)

◇上方を代表する四流(井上・楳茂都・山村・吉村)の若手から中堅、ベテランの舞が東京で一挙に観られる人気公演。1時、4時の2回公演。京阪の花街の座敷を中心に行われ、独特の美の世界を作りあげた座敷舞は、しっとりと恋心を綴るもの、能に由来する格調高い作品、ユーモラスな演目などなど多種多様に亘る。そうした様々な演目が並ぶ全十二番。華美な装飾を削ぎ落とした日本の美学を堪能できるだろう。鼠のカップルの悲哀を描いた『鼠の道行』(吉村輝章、吉村三鈴)、花街の宴席で楽しまれてきた『げこすべらかし』『西行』(山村友五郎)、辛かった昔を懐かしむ『由縁の月』(井上八千代)など、どれも見逃せない。(阿部さとみ)

[Nichibu] Zashikimai –keihanno zashikimai-/ Nov.23, National Theatre (Small Theatre), Tokyo
https://www.ntj.jac.go.jp/english/access/facilities_01.html


◆田中泯ダンス ―オドリに惚れちゃって!―『形の冒険』
11月23-25日(東京芸術劇場 シアターイースト)

◇田中泯が久しぶりに、踊りに帰って来る。彼が踊りにどう惚れ込んでいるのか、とくと拝見しようではないか。(山野博大)

[Butoh] Min Tanaka.《Min Tanaka Dance》『Adventure of Form: Follin’for Dance!』 / Nov.23- 25, Tokyo Metropolitan Theatre (Theatre East)
http://www.geigeki.jp/performance/theater194/


◆ダンス・アーカイヴ in JAPAN 2018:日本の洋舞 100 年・第 3 弾〈戦後日本の 3人の異才たち ―庄司裕・藤井公・若松美黄―〉 
11月24、25日(新国立劇場 中劇場)

◇藤井公の1993年作『砂漠のミイラ』、若松美黄の1977年作『獄舎の演芸』、庄司裕の1994年作『八月の庭』の3本を復活上演する。いずれも日本の現代舞踊の歴史に残る名作だ。それを見る機会を逃すわけにはいかない。(山野)

[Modern Dance] New National Theatre, Tokyo collaborated with Contemporary Dance Association of Japan.《Dance Archives in JAPAN 2018》 / Nov.24- 25/ New National Theatre, Tokyo (Playhouse)
https://www.nntt.jac.go.jp/english/productions/detail_011641.html


◆東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ2〉
11月30日〜12月2日(新国立劇場 中劇場)

◇昨年9月にプティ、キリアン、ベジャールの作品を一挙上演する意欲的な企画で好評を博した東京バレエ団が、本企画に再び挑む。今回の演目は、前回に引き続いての上演となるキリアンの『小さな死』、そしてロビンズの『イン・ザ・ナイト』、ノイマイヤーの『スプリング・アンド・フォール』、ベジャールの『ボレロ』の豪華4本立て。『小さな死』『イン・ザ・ナイト』はバレエ団2度目の上演、残る2作は何度も上演を繰り返している同団の大切なレパートリーだ。他ではなかなか味わえない貴重な作品ばかりの詰め合わせを大いに楽しみたい。(折田 彩)

[Ballet & Contemporary Dance] The Tokyo Ballet.《Masterpieces of the 20th Century Series2》 / Nov.30- Dec.2, New National Theatre, Tokyo (Playhouse)
https://www.nbs.or.jp/english/stages/2018/20ballet2/program.html



jpsplendor at 23:29公演情報

October 25, 2018

<伝田陽美、柄本弾>
2018年9月1日、東京バレエ団《プティパ・ガラ》公演(神奈川県民ホール・大ホール)で、『エスメラルダ』のパ・ド・ドゥを踊る

<藤間恵都子、花柳基>
2018年9月2日、第11回恵翔会 藤間恵都子リサイタル(国立劇場・小劇場)で、長唄『日追の径』を踊る

<勅使川原三郎、佐東利穂子>
2018年9月3日、KARAS《アップデイトダンスNo.54》公演(カラスアパラタス)で、勅使川原演出・構成の『幻』を踊る

<倉永美沙、芳賀望>
2018年9月9日、アトリエヨシノ公演(めぐろパーシモンホール・大ホール)で、ウラジミール・マラーホフ演出・振付『白鳥の湖』を踊る

<内田香>
2018年9月13日、ルッシュワルツ公演(渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール)で、自作の『tide』を踊る

<浅海侑加、鳥羽絢美、西岡ひなの、井本星那、池ヶ谷奏、武石守正>
2018年9月14日、Noism1×SPAC劇的舞踊vol.4公演(彩の国さいたま芸術劇場・大ホール)で、金森演出振付『ROMEO & JULIETS』を演じ、踊る

<大石紗基子>
2018年9月16日、バレエ・ロレーヌ公演(KAAT神奈川芸術劇場・ホール)で、ベンゴレア&シェニョー振付『DEVOTED』を踊る

<松本大樹>
2018年9月22日、東京発ダンスブリッジ・インターナショナル2018公演(神楽坂セッションハウス)で、自作の『人はなんで生きるか~トルストイ民話集より』を踊る

<阿目虎南>
2018年9月25日、大駱駝艦舞踏公演(大駱駝艦・壺中天)で、自作の『暁の権化』を踊る

<森山未來>
2018年9月25日、『SONAR』公演(横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホール)で、自作をヨン・フィリップ・ファウストロムと踊る

《THE DANCE TIMES》選出ダンサー月間ベストテンは、仲間の評論家をはじめとする多くの舞踊界の人たちとの劇場のロビーでの噂話などに含まれた本音のところを参考にして、ダンス・タイムズ編集部で協議し、最終的に決めます。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーをダブって選ぶことはしないというルールでやっています。


ayaorita at 17:45

October 01, 2018

<笠井叡>
2018年8月4日、ダンスが見たい!20《「病める舞姫」を上演する。》(d-倉庫)で、自作の『土方巽幻風景』を踊る

<菅井円加、八幡顕光、福田圭吾、池田武志>
2018年8月10日、大和シティバレエSUMMER CONCERT 2018公演(大和市文化創造拠点シリウス芸術文化ホール・メインホール)で、宝満直也振付『三匹の子ぶた』を踊る

<井手茂太>
2018年8月10日、せたがやこどもプロジェクト2018《ステージ編》イデビアン・クルー公演(世田谷パブリックシアター)で、自作の『排気口』を踊る

<上野水香>
2018年8月15日、第15回世界バレエフェスティバル ガラ《Sasaki-GALA》(東京文化会館・大ホール)で、モーリス・ベジャール振付『ボレロ』を踊る

<山本隆之、佐々木大、瀬島五月、佐々木夢奈、福岡雄大>
2018年8月16日、佐々木美智子バレエ団創立40周年記念公演(八尾プリズムホール・大ホール)で、『バフチサライの泉』を踊る

<勅使川原三郎>
2018年8月19日、KARAS《アップデイトダンスNo.53》公演(カラス・アパラタス)で、自作の『火傷の季節』を踊る

<西川箕乃助、花柳寿楽、花柳基、藤間蘭黄、山村友五郎>
2018年8月22日、《動物で描く日本舞踊》公演(東京芸術劇場・プレイハウス)で、義太夫『さるかに合戦』を踊る

<遠藤康行、小池ミモザ、柳本雅寛、服部有吉、津川友利江、米沢唯、渡邊峻郁>
2018年8月25日、JAPON dance project2018×新国立劇場バレエ団公演(新国立劇場・中劇場)で、ジャポン・ダンス・プロジェクト演出・振付『Summer / Night / Dream』を踊る

<藤間達也>
2018年8月25日、花形・名作舞踊鑑賞会(国立劇場・小劇場)で、清元『山帰り』を踊る

<高田茜、平野亮一>
2018年8月30日、《ロイヤル・エレガンスの夕べ2018》公演(めぐろパーシモンホール・大ホール)で、ウェイン・マクレガー振付『レイヴン・ガール』よりパ・ド・ドゥを踊る

《THE DANCE TIMES》選出ダンサー月間ベストテンは、仲間の評論家をはじめとする多くの舞踊界の人たちとの劇場のロビーでの噂話などに含まれた本音のところを参考にして、ダンス・タイムズ編集部で協議し、最終的に決めます。ひとつの公演からはベストの1件だけ、月間でひとりのダンサーをダブって選ぶことはしないというルールでやっています。


ayaorita at 10:47

ダンス・タイムズ編集部が選んだ来月のお勧め公演やイベントをご紹介します。あくまでもメンバー個人の予想に基づいていますので、公演の内容を保証するものではありません。ぜひ、観客の皆さまが劇場へ行ってご確認ください。また、720日時点の情報を基にしていますので、日程、出演者、演目等が変更される場合もあります。完売の場合もありますので、事前にご確認ください。

 

【ダンス・タイムズがお勧めする 2018年10月公演】


◆マシュー・ボーンの 『シンデレラ』

10月3〜14日(東急シアターオーブ)

◇男性が白鳥を踊る『Swan Lake』(1995)を振付けたマシュー・ボーンの最新作。ナチス・ドイツが1940年から41年にかけて行った、大空襲のさなかのロンドンが舞台だ。シンデレラが恋に落ちるのは王子様ではなくパイロットで、向かう先はお城の舞踏会ではなく、ウェストエンドに当時から実在するナイトクラブの”カフェ・ド・パリ”。スウィング・ジャズを楽しむ客で賑わうこの店も、爆撃で大きな被害を受けた。男女がペアで踊るスウィング・ダンスは、組んだ際の重心の移動を利用してアクロバティックな技を見せる。オフ・バランスを多用した20世紀半ば以降のバレエのパ・ド・ドゥに、多かれ少なかれ影響を与えているのではないかと筆者は睨んでいるのだが、そのスウィング全盛期が取り上げられている点に期待が高まる。プロコフィエフの曲がどのように使われているのかも興味津々。(隅田有)

[Contemporary Dance] Matthew Bourne’s “Cinderella” / Oct. 3 – 14. TokyuTheatre Orb. https://mbcinderella.com/english


◆Dance New Air 2018 ダンスの明日

10月3〜14日(スパイラルホール、草月ホール、シアター・イメージフォーラム他)

◇全国各地で毎月のように舞台芸術フェスティバルが開催されているが、ダンス、特にコンテンポラリーダンスに特化したフェスティバルは決して多くない。Dance New Airは、前身であるダンスビエンナーレトーキョー、ダンストリエンナーレトーキョー時代から15年以上にわたって、日本にコンテンポラリーダンスを根付かせるべく奮闘してきた。今回の目玉は何と言っても黒田育世の代表作『ラストパイ』の再演だろう。BATIKのメンバーだけでなく、振付師としても活躍する菅原小春、バレエの小出顕太郎、舞踏の奥山ばらばなど、バックグラウンドの異なる豪華なダンサーが顔を揃える。コンセプチュアルで美しい世界を作り出すラシッド・ウランタンの『TORDRE』、イヴォンヌ・レイナー、大野一雄、首くくり栲象らのダンスフィルムの上映も見逃せない。(折田 彩)

[Festival] Dance New Air 2018 / Oct.3-14 Spiral Hall, Sogetsu Hall, Theatre Image Forum etc.


◆KYOTO EXPERIMENT 2018

10月6〜28日(ロームシアター京都、京都芸術センター、京都芸術劇場春秋座他)

◇毎年エッジの効いたプログラムで世界のパフォーミング・アーツシーンの今を見せてくれるKYOTO EXPERIMENT。今年のプログラムのテーマを「女性アーティストおよび女性性をアイデンティティの核とするアーティスト/カンパニー」に設定したのは、昨年秋から日本の舞台芸術界を含め世界中で大きなムーブメントとなっているMe Too Movementとも無関係ではないだろう。現代の病理を様々な手法で鮮烈に描き出すジゼル・ヴィエンヌの最新作『CROWD』、先日のバレエ・ロレーヌ公演でも小品が披露されたセシリア・ベンゴレア&フランソワ・シェニョーの『DUB LOVE』に注目したい。(折田)

[Festival] KYOTO EXPERIMENT 2018 / Oct.6-28 ROHM Theatre Kyoto, Kyoto Art Center, Kyoto Art Theater Shunjuza etc.


◆文化庁芸術祭主催特別企画公演《舞踊・邦楽でよみがえる東京の明治》

10月6日(国立劇場小劇場)

◇日本芸術文化振興会「明治150年記念事業」の一環で、明治中期に様々な場所で親しまれた舞踊・邦楽に焦点をあてた企画である。「家庭の音楽」「街頭の風俗」「社交場の芸能」「解説」「劇場の新作物」という構成で行われ、このうち舞踊は「社交場の芸能」の清元『梅の春』、「劇場の新作物」の長唄『茨木』の二題。どちらも明治以降の文明開化に伴う、高尚趣味の影響を受けている。

『梅の春』は日本舞踊家が目指す究極の表現「素踊り」の演目として人気の高い曲。藤間藤糀が演じ、女性ならではの身体の線の美しさとみずみずしさとで描く情緒ある世界観に期待が寄せられる。

『茨木』は、渡辺綱に切り取られた腕を、綱の伯母に化けた鬼(茨木童子)が取り返すという劇的な舞踊の大曲。茨木童子に花柳寿楽、渡辺綱に花柳基、家臣宇源太に花柳寿太一郎、士卒に花柳源九郎、花柳寿美藏、太刀持に青山恵大。若手から中堅の実力者が顔を揃え、充実した舞台が展開することだろう。(阿部さとみ)

[Nichibu] Tokyo’s Meiji-era Cityscape Revived by Dance and Music  / Oct.6 National Theatre


◆志村バレエ第9回公演『シンデレラ』

10月7日(朝霞市民会館)

◇2011年の初演、2013年の再演を経て、今回が3度目の上演となる本作は、ローザンヌ国際バレエコンクールの解説者としてもお馴染みの山本康介による演出・振付が光る。音楽性豊かなシークエンスやテンポのよいストーリー展開など、見どころ満載だ。牧 阿佐美バレエ団、Kバレエ カンパニー、新国立劇場バレエ団からのゲスト陣も豪華。誰もが知っている名作ファンタジーの世界に酔いしれたい。(宮本珠希)

[Ballet]Shimura Ballet 9th Performance”Cinderella”/Oct.7 Asaka Civic Center


◆K-BALLET COMPANY 『ロミオとジュリエット』

10月12〜23日(東京文化会館、日本特殊陶業市民会館、大阪フェスティバルホール、広島文化学園HBGホール)

◇Kバレエ カンパニー創立20周年を迎える記念シーズンの幕開けは『ロミオとジュリエット』。熊川版は、他の演出では脇役であるロザラインにも明確なキャラクターを付与し、それぞれの登場人物の関係性やその心理を丹念かつ克明に描き出した秀作だ。今回は、4組のカップルが主演。そしてプリンシパルの浅川紫織にとっては、本公演がダンサーとして最後の舞台となる。引退を表明してから、『白鳥の湖』、『クレオパトラ』と至高の踊りを見せてくれているだけに、ラストにも期待が高まるばかりである。(宮本)

[Ballet]K-BALLET COMPANY“Romeo & Juliet”/Oct.12-23 Tokyo Bunka Kaikan,Nagoya Civic Center,Osaka Festival Hall,Hiroshima Bunka Gakuen HBG Hall


◆笠井瑞丈×上村なおか《2×3》

10月11、12日(東京・国分寺市立いずみホール)

◇“笠井瑞丈×上村なおか”をユニット名として、2002年から共に公演やワークショップを行っている笠井瑞丈と上村なおか。舞踏やオイリュトミーで培った身体に向き合う力や拮抗する存在感を軸に多彩なアーティストとのコラボレーションで舞台を作り上げてきた。今回は振付に近藤良平、川村美紀子、そして二人の師である笠井叡を迎えて3作品を上演する。タイトルは『イマハムカシ』(笠井)、『かませ犬』(近藤)、『事実上の夫婦喧嘩(仮)』(川村)。面白くない訳がない。(吉田 香)

[Contemporary Dance] Mitsutake Kasai×Naoka Uemura《2×3》/Oct.11-12. Kokubunji City Izumi Hall


◆ケイ・タケイ’s ムービングアースオリエントスフィア

10月23、24日(シアターχ)

◇ケイ・タケイが続けてきたLIGHTシリーズの、Part44『竹林』“根源的な群舞による”、Part46『白鳥湖・黒鳥湖』“動きと再現のためのエチュード”の2本が上演される。70歳になったケイがどう変わって、舞踊の世界に生き続けているかを、この目で確かめておこうと思う。(山野博大)

[Dance] KEI TAKEI’S Moving Earth Orient Sphere “Light”Part 44 and 46.  / Oct.23, 24. Theater X.


◆KAAT DANCE SERIES 2018『The Mist』

10月25〜28日(KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ)

◇一昔前の欧米志向に代わって、近年は多様な国々との芸術文化交流が盛んになっている。特にアジアの人々と文化との出会いは、私たちに新たな発見や共感をもたらし、未来へ向けた可能性を示唆する。「神奈川で、ベトナムに会いにいく」というキャッチフレーズで、今年2月にサーカス「アー・オー・ショー」を披露して人気を博したパフォーミング・アーツ・カンパニーのルーン・プロダクションが、今度はダンス作品「ザ・ミスト」を上演する。ベトナム人にとって生命の源である“米”がテーマだそうだが、米は日本人にとっても命の源。ベトナムの伝統楽器の演奏を背景に、朝霧が立ち込める田園で稲を育て、収穫する人々の生活が描かれる。私たちが忘れてしまいがちな、米を育む豊かな大地と湿潤な気候、そこで続けられる日々の営みの美しさを見に行こう。(稲田奈緒美)

[Contemporary Dance] Lune Production《The Mist》Oct.25-28, KAAT(Kanagawa Arts Theatre), Yokohama City, Kanagawa


◆法村友井バレエ団『エスメラルダ』

10月27日(フェスティバルホール)

◇法村友井バレエ団が九年ぶりに『エスメ…』全幕に取り組む。文豪ヴィクトル・ユーゴーが書いた「ノートルダム・ド・パリ」の世界を法村牧緒がペローの原振付、プティパ、ブルメイステルの改訂を尊重しつつ、独自の視点も加えて見せるバージョンだ。前回の2009年にもスメラルダを踊っている法村珠里が創り出す新たなエスメラルダ像に期待する。(山野)

[Ballet] Homura Tomoi Ballet Company “ESMERALDA –Notre-Dame de Paris-”  / Oct. 27. Festival Hall Oosaka.



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