September 05, 2010

鶴山はスキンヘッドに白塗りの舞踏で、ジャズの生演奏に囲まれて踊る。サックスに頭を入れたかと思えば、顔をひきつらせて舌を出し入れしながら独り言を続けたり、普通に音楽に乗って拍子を取ったり、予測不能の動きがジャズの自由さによく合っていた。武藤はタイトルにもあるように、自分の骨に刻まれた記憶を引き出すように即興で踊った。何が出てくるのか、自分を客観視して楽しんでいるようであったのが面白い。赤い髪に黒くてごついサングラスという身なりも相俟って、尋常じゃない“凄み”が感じられ、『ダンスがみたい!12』の最後を飾るに相応しいパフォーマンスであった。(吉田香 2010/08/23 19:30 日暮里d−倉庫)


jpsplendor at 02:51短評

August 30, 2010

ベテラン二人の競演。熊谷はドレープの豊かなモノトーンの衣装をまとい、ピアノの生演奏にのせてダイナミックに踊る。暗闇、あるいは一筋の光が差す中で、外の世界を渇望するような動きや幻覚で見える虫を払うような神経質な仕草が目立ち、まるで囚われた貴婦人の苦悩を描いているように見えた。熊谷が黒の世界だとすれば、みのとうは一転、赤の世界を作り上げた。赤いキャミソールワンピースに片方だけハイヒールを履き、顔には赤いネット、頭には赤い椅子を乗せて観客席の階段をゆっくりと降りて舞台に向かう。老婆のようなか細い声で「そ〜れ、そ〜れ」と言いながら。その後も「お母さん、雨ですよ」など、子どもの頃の思い出に浸っているようなセリフを吐きながら、頭のブーケを股間で出し入れするなどの奇妙な動きが続く。サーカスの道化師、マイミスト、パリの路上での大道芸人などの経験を持つ彼女ならではのシュールで物悲しい世界に観客はどっぷり浸った。(吉田香 2010/08/17 19:30 日暮里d-倉庫)


jpsplendor at 01:45短評

August 28, 2010

キャンパス新設記念イベントの一環として、日大芸術学部に縁のある舞踊家による3作品が上演された。珍しいキノコ舞踊団の『音楽と。』は『Just the Two of Us』など5曲を使用。ゆるそうに見えてしっかり作り込まれたダンスは、尻尾まで餡の詰まった鯛焼きのよう。曲の面白みをダンスで引き出すことに成功していた。コンタクト・インプロヴィゼーションを思わせる振りは、20世紀の米国のダンスに注目したイベントの趣旨にも重なる。他に市原昭仁(山海塾)と舘形比呂一のソロ。舘形の背景に投影された牧かほりのアートワークが印象深かった。(森本ゆふ 2010/08/27 19:00 日本大学藝術学部江古田キャンパス中ホール)

outofnice at 18:08短評

社団法人日本現代舞踊協会が第31回目の現代舞踊フェスティバルを開催した。通算で31回を数える伝統的なフェスティバルだが、東京以外での開催は今回が初めて。12組の参加団体に地元を拠点に活動する「貞松・浜田バレエ団」をゲストアーティストに迎えるなど、新たなチャレンジもみられた。数十名ものダンサーが一糸乱れぬ統一された動きで生み出すうねり、鍛えられた身体で舞台を切り開くソロ、マイクパフォーマンスが飛び出す意外な作品など、バラエティの豊かさは現代舞踊のあり方を示すものだろう。ただ、提示された作品タイトルと内容の関係性が薄いと感じられる作品もあったように思う。起承転結というフォーマットをどう構築するかに重点が置かれ、タイトルが内包する本質に迫れていないのではないだろうか。現代舞踊は何を時代に提示出来るのか、再考する必要が求められている。亀田恵子 2010/08/22 17:00 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール




atl_on_dancetimes at 16:48短評

August 23, 2010

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「カメルーン国立舞踊団」が
9月、全国14都市で縦断公演を行う。来日は愛知万博以来5年振りだ。カメルーンと言えば 日韓共催ワールドカップの際のキャンプ地、中津江村との交流が話題になった。サッカーが盛んな国という印象があるが、芸術面では未だ馴染みが薄い。カメルーンのダンス、そしてダンスを育んだ文化や習慣について紹介する。

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outofnice at 22:32インタビュー
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